今回は小学生向けに場合の数の求め方を解説します。
小学生で習う場合の数の解説です。場合の数は他の算数の計算と比べると少し特殊です。算数が得意でも苦手になる子がいるくらいです。僕も最初は苦手でした笑
でも図の書き方を覚えれば、簡単に解けるので図の使い方を中心にわかりやすく解説しました。
よかったら最後まで読んでください!
場合の数とは
場合の数とは『あることがらについて、その起こり方が何通りあるか』のことです。
とは言っても難しいですね。

例えば、サイコロを振ったら6通りの目がありますね。
そしたら場合の数は6になります。
場合の数は他に考え方が2種類あるのでそちらも解説しますね。
場合の数の種類
場合の数の種類は大きく2つあります!
- 順列
- 組み合わせ
この2つです。
違いは、順番を気にするかどうかです。
この辺は慣れになるので、問題を解くのが1番の近道です。
それでは、順列と組み合わせをそれぞれ解説していきます。
順列とは
順列とは『いくつかものを順番に並べるときの並べ方』です。
問題を見て具体的なイメージを掴みましょう。

\(1,\ 2,\ 3,\ 4\)の4枚のカードを使って4桁の整数を作るとき、何通りできるのかって問題ですね。
全て試すと答えは\(24\)通りになります。
基本的にはこの手順ですが、大変ですよね。
そんな時に使えるのが樹形図です。
樹形図の書き方

まずは「千の位が\(1\)のときは・・・」と樹形図を書きます。スタートは\(1\)だけです。
すると百の位は\(2,\ 3,\ 4\)のどれかですね。
十の位は\(3,\ 4\)のどちらかになります。
一の位は十の位が\(3\)なら\(4\)、\(4\)なら\(3\)になります。
これを全ての数字で書いて、何通りあるか調べる方法です。
千の位が\(1\)の場合だけ樹形図を書いて、場合の数を\(4\)倍しましょう。

樹形図を書くのは結構大変なので1個書いて4倍しましょう!
順列計算の裏技
応用編ではありますが、順列計算には樹形図を書く以外に裏技があります。

\(4\times3\times2\times1=24\)という計算をします。
千の位は4枚ありますよね。\(1,\ 2,\ 3,\ 4\)のどれかです。
次に百の位は\(3\)枚あります。千の位で1枚カードを使っているので\(4\)枚ではなく、\(3\)枚です。
同様に十の位が\(2\)枚、一の位は残り\(1\)枚なので、\(4\times3\times2\times1=24\)で一気に\(24\)通りと導けるのです。

この方法は応用法なので難しければ、無視して樹形図を書きましょう!
組み合わせとは
場合の数には順列と組み合わせがあります。
ここからは組み合わせの解説です!
組み合わせは『順番を考えずに何通り作れますか?』という場合の数です。

まあ問題を解きながら理解していきましょう!
【問題】組み合わせの場合の数
A, B, C, Dの4チームでサッカーの試合をするとき、何パターンの試合ができるでしょうという問題です。
組み合わせを表で解く
まずは表を作って考えましょう。

全部で6通りだとわかりましたね!
組み合わせを図で解く
次は図を使って解いてみましょう。

頂点を全てつないで、線が何本か調べる方法です。
線の数え間違いには注意しましょうね!
この計算は難しいので、ネットだけでなく塾の検討もしてみましょう。
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