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三角関数表のコサインの表におけるcos316°を簡単導出!

本解説では、cos 316° = 0.719339…を算出する手法について共有します。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に焦点を絞って、値の求め方を紹介していきます。

コサインの表とは下のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

参考書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
本解説では、cos316°の求め方説明です。

$$\cos 316°=0.719339…$$

目次

10桁のcos 316°を調べる

初めに、cos 316°を10桁表してみましょう!$$\cos 316° = 0.7193398003 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos316°の値を明らかにする

三角関数表を参照せずにcos316°の値を求めるやり方は大きく3つあります。

  1. 分度器を使用して316°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を計算できず、出てくる値は近似値になります。

2のやり方だと、計算過程が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を解説します。

マクローリン展開でcos316°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\cos x\)を算出することができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)から\(\cos x\)の値を計算することができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 316°$$

この式を計算すると、
$弧度法=5.51524…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 316°\)を求められます。

$$\cos 316° = 0.719339…$$

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