電気の分野では絶対に避けて通れないオームの法則について解説します。
オームの法則
(1) 電圧を求める
\(V=IR\)
(2) 電流を求める
\(I=\frac{V}{R}\)
(3) 抵抗を求める
\(R=\frac{V}{I}\)
このオームの法則が分からないと、電気回路の全てが分かりません。逆に電気回路の現象は全てオームの法則で説明ができてしまうくらい重要な公式です。
抵抗の単位[Ω(オーム)]になってるくらいですからね。ここでは、オームの法則の意味と覚え方をしっかり理解しましょう!

オームの法則の意味
オームの法則の意味は大きく3つあります。
- 電圧を求める
- 電流を求める
- 抵抗を求める
の3つです。では1つずつ確認していきます。
オームの法則で電圧を求める
$$V=IR$$
これは抵抗\(R[Ω]\)に電流\(I[A]\)が流れたとき、抵抗\(R\)に発生している電圧\(V[V]\)を表す式です。

次は電流です。
オームの法則で電流を求める
$$I=\frac{V}{R}$$
これは抵抗\(R[Ω]\)に電圧\(V[V]\)を掛けたとき、抵抗\(R\)に流れる電流\(I[A]\)を表す式です。

最後は抵抗です。
オームの法則で抵抗を求める
$$R=\frac{V}{I}$$
これは抵抗\(R\)に、掛かる電圧\(V[V]\)と流れる電流\(I[A]\)から\(R\)の大きさ \(R[Ω]\)を求める式です。

以上の3つがオームの法則です。ではこの法則の覚え方です。
オームの法則の覚え方
気づいているかもしれませんが、3つの式は同じ記号を使っており、1つ覚えれば変形で3つとも求めることができます。
ここでは\(V=IR\)を語呂合わせで覚えましょう。
覚え方は、
\(V=IR\)(ボルト君と会おー)です。
「ボルト君」は電圧\(V\)の単位[V]ボルト。会おーは電流の単位[A]アンペアの「ア」と、抵抗の単位[Ω]オームの「おー」です。
