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三角関数表のサインの表におけるsin250°の導出

それでは、sin 250° = -0.939693…を三角関数表を使わずに求めるやり方について説明します。

三角関数表の中のサイン(sin)の表について、値の算出方法を明らかにしていきます。

サインの表とはこのような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

参考書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
このページでは、sin250°の求める方法紹介です。

$$\sin 250°=-0.939693…$$

目次

sin 250° を10桁調べる

最初に、sin 250°を10桁書いてみましょう!$$\sin 250° = -0.9396926208 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin250°の値を解く

三角関数表を使用せずにsin250°の値を求める手法はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器を使用して250°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式に値を代入して計算する
  3. マクローリン展開を活用して解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を算出できず、出てくる値は近似値になります。

2のやり方だと、導出が大変複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を説明します。

マクローリン展開でsin250°を求める

マクローリン展開を使うと下記の式で\(\sin x\)を求めることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)を使うと\(\sin x\)の値を計算することができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 250°$$

この式を計算すると、
$弧度法=4.363323…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 250°\)を求められます。

$$\sin 250° = -0.939693…$$

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