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三角関数表のコサインの表におけるcos293°の解き方

今回は、cos 293° = 0.390731…を三角関数表を使わずに求める手法について解説していきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に光を当てて、値の計算の仕方を説明していきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

参考書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
この記事では、cos293°の求め方紹介です。

$$\cos 293°=0.390731…$$

目次

10位までcos 293°を表す

最初に、cos 293°を10桁調べてみましょう!$$\cos 293° = 0.3907311284 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos293°の値を明らかにする

三角関数表を使わずにcos293°の値を解くやり方は大きく3つあります。

  1. 分度器を使用して293°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を求められず、出てくる値は近似値になります。

2のやり方だと、途中の計算がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を解説します。

マクローリン展開でcos293°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\cos x\)を解くことができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)を代入すると\(\cos x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 293°$$

この式を計算すると、
$弧度法=5.113814…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 293°\)を求められます。

$$\cos 293° = 0.390731…$$

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