こんにちは!理系投資家のKotaです。
今回は2年半近く積立てきた投資信託を売却した話です。複利効果はすごいぞって話をしながら売ってしまった理由を解説しようかと思います。
理由は2つありまして、全世界投資をやめたかった、現金がなくなったです。現金がなくなった話は別でしますので、全世界投資をやめた話をして行きますね。
理由:全世界分散投資をやめたかった
私は当初リスクを下げるために全世界分散投資をしていました。日本株、先進国株、新興国株に投資してたわけです。
リスクを下げるにはとにかく分散!でもリターンが欲しいから買うのは株!って感じで決めていました。
実際日本の市場って全然大きくないので日本株いらなくね?とも思ったんです。しかしひふみプラスの成績がすごく良いこと、日本の社会に貢献できそうって2つの理由で購入しておりました。
ひふみプラスは「【2018年】おすすめの投資信託ファンド7選、投資オタクがサクッと紹介」でも紹介しましたね。
そんなこんなで買っていた実際の運用画面がこちら
まあまあ利益は出てますね。でもやっぱ新興国がしょぼい。1番下の全米株は運用4ヶ月の成績なので、すごく良い結果を出してます。
そして色々検討した結果、このうちの上4つは売ってしまいました。その理由を紹介します。
アメリカの総資産が全世界の50%
まずは株式の世界シェアとも言うべき、時価総額についてです。株式の全世界の時価総額は47兆ドルと言われています。何のこっちゃ?くらいの額ですね。笑
重要なのはこの割合!
アメリカの割合が53%もあるのです。つまり47兆ドルの半分以上はアメリカ企業の株だ、と言うことです。
ほとんどアメリカの企業が握っていて、他の国はそこまで効いてこないってことなんですね。
全世界より全米に投資した方がリターンが大きい
リスクを分散する意味で全世界に投資する方が良い、と思っていましたが最近全米に移行しました。そっちの方がリターンが大きいと判断したからです。
実際のとこどうなの?ってことで世界的に有名な投資会社「ヴァンガード社」のETFを見てみましょう。ETFが分からない方は資産運用の種類を知ろう!株・債券・不動産・FX・投資信託についてをどうぞ。
ヴァンガード社はアメリカの老舗で、全世界株に投資する(VT)と全米株に投資する(VTI)ってETFを発行しています。
まあVTは時価総額で割合を決めているので、54%はアメリカに投資している点には注意です。
実際利回りを見ると、若干ですがVTIが勝っています。つまり全米が勝ってるんですな。これは色々理由が考えられます。
私は、「他の国が足をひっぱってるから」と予想しています。イギリスのEU脱退とかが良い例ですかね。
つまり、リスクを分散しているつもりで、全世界で起きるトラブルが資産のリスクになっているのです。リスクを下げるつもりで、リスクをあげてリターンを下げていたことになります。
「でもアメリカだけだったら、アメリカで何かあったら資産なくなるんじゃないかい?」
そうですね。その辺も考えてみました。
積立投資でアメリカの一人負けは無いと予想
正直アメリカの一人負けは無いと思います。もし、アメリカに何かが起きたら世界中の株ががツーンと下がります。
ってことは全世界に投資していようと、アメリカだけにしようと、アメリカに何か起きるとがツーンと下がってしまうんですな。
2008年のリーマン・ショックなんかすごく良い例ですよね。アメリカの投資銀行が破綻したら全世界で株価大暴落しました。
何が言いたいか一旦まとめましょう。
全世界投資はリスクが上がってリターンが下がる
全世界のリスクを受けながら、期待リターンは下がる傾向があると考えています。
そんな理由から全米投資を始めました。毎月いろんな国の株を買っていたお金を、全部アメリカに突っ込んでます。今後の結果は随時更新しますのでお楽しみに〜
損しないためにも、投資信託を購入する前にしっかり基礎知識を付けておきましょう。
少し古い本なので、楽天ヴァンガードの話はありませんが、投資信託を買うのに絶対必要な知識が詰め込まれています。ぜひとも読みましょう!
コメント