正負の数とは、正の数と負の数のことです。
正の数とは、ゼロより大きい数のことです。負の数とは、ゼロより小さい数のことです。
つまり、0(ゼロ)は正の数でも負の数でもないことがわかります。
今回は正負の数について解説し、問題を解くことで理解を深めていきましょう。
正負の数とは?
正負の数とは、正の数と負の数のことです。

正の数とは?
正の数とは、0より大きい数のことです。つまり、数直線で表すとゼロの右側にある数になります。

正の数は負の数と区別するため、プラスの記号(+)をつけて表されます。
例えば、$8$はゼロより大きい数なので正の数であり、$+8$と表記されます。
負の数とは?
負の数とは、ゼロより小さい数のことです。
つまり、数直線で表すとゼロの左側にある数になります。

負の数は正の数と区別するため、マイナスの記号(-)を付けて表されます。
例えば、$-8$はゼロより小さい数なので負の数であり、$-8$と表記されます。
0は正の数?負の数?
正の数は0より大きく、負の数は0より小さいとすると、0は正の数でしょうか負の数でしょうか?
正解は、「0は正の数でも負の数でもない」です。
0は整数の仲間になります。詳しくは下記の記事が参考になります。
正の数と負の数の利用
正の数と負の数は、数学、科学、日常生活など、さまざまな状況で使用されます。
たとえば、1万円の借金がある場合、それは負の数 (-1万円) として表すことができます。
逆に貯金が1万円ある場合、それは正の数(+1万円)もしくは(1万円)と表されます。
正と負の数値は、温度や高度を表すためにも使用されます。
温度の例: -10°Cは0°Cよりも10℃寒い
高度の例: 高度1,000メートルで飛行する飛行機は、高度0メートルよりも高い
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正負の数のよくある質問

- Q正の数とは何ですか?
- A
正の数は、ゼロより大きい数です。
- Q負の数とは何ですか?
- A
負の数はゼロより小さい数です。
- Qゼロは正の数ですか、負の数ですか?
- A
ゼロは正または負の数とは見なされません。ゼロはゼロより大きくも小さくもないためです。
- Q数値の絶対値とは何ですか?
- A
数値の絶対値は、数直線上のゼロからの距離です。 たとえば、数値-8の絶対値は8であり、数値8の絶対値も8です。数値自体が正か負かに関係なく、数値の絶対値は常に正です。
絶対値については下記の記事が参考になります。
※参考記事
正の数・負の数の計算問題
正の数・負の数の四則演算の計算問題を解いてみましょう。
正の数・負の数の足し算
問題
(1) 5 + (-3) =
(2) 10 + (-5) =
(3) (-5) + (-2) = -7
答え
(1) 5 + (-3) = 2
(2) 10 + (-5) = 5
(3) (-5) + (-2) = -7
正の数・負の数の引き算
問題
(1) (-10) – 3 =
(2) (-5) – 7 =
答え
(1) (-10) – 3 = -13
(2) (-5) – 7 = -12
正の数・負の数の掛け算
問題
(1) 5 x (-3) =
(2) 10 x (-2) =
答え
(1) 5 x (-3) = -15
(2) 10 x (-2) = -20
正の数・負の数の割り算
問題
(1) 20 ÷ (-5) =
(2) 50 ÷ (-10) =
答え
(1) 20 ÷ (-5) = -4
(2) 50 ÷ (-10) = -5
正負の数まとめ
正負の数について説明しました。
正負の数とは、正の数と負の数のことです。正の数は0より大きい数で、負の数は0より小さい数のことです。0は正の数にも負の数にも含まれないので注意が必要です。
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