今回は中学3年生で習う三平方の定理(ピタゴラスの定理)について解説しました。
三平方の定理とは何か、三平方の定理の使い方、三平方の定理の逆、証明方法について図を使って丁寧に解説しています。
定期試験や受験前の復習にも活用できます!点数アップ間違いなしなので最後まで読んでみてください。
目次
三平方の定理とは
三平方の定理とは、直角三角形の直角を挟む2辺の長さを$a,b$、斜辺の長さを$c$とすると次の式が成り立ちことです。
$a^2+b^2=c^2$
例)
$x^2+3^2=4^2$ → $x^2=4^2-3^2=7$ → $x>0$なので$x=\sqrt{7}$
三平方の定理の逆
三角形の3辺の長さ$a,b,c$の間に$a^2+b^2=c^2$という関係が成り立つとき、その三角形は長さ$c$の辺を斜辺とする直角三角形です。
例)
△ABCの3辺の長さが$a=2, b=\sqrt{5},c=3$のとき、
$c^2=9$
$a^2+b^2=4+5=9$
$a^2+b^2=c^2$が成り立つので△ABCは$c$を斜辺とする直角三角形です。
三平方の定理の利用
特別な直角三角形の3辺の比
3つの角が45°,45°,90°と、30°,60°,90°の直角三角形の辺の長さの比は下の図の通りです。
例)
三平方の定理のいろいろな問題
例)
〇平面上の2点間の距離
例)
〇円の弦の長さ
例)
〇円の接線の長さ
例)
〇空間図形
\ おすすめの参考書! /
三平方の定理の証明
三平方の定理の証明については、下記の記事が参考になりますので読んでみてください。
※参考記事
[中3]三平方の定理の証明 |ピタゴラスの定理の証明
三平方の定理のまとめ
三平方の定理について解説してきました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ポイントは下記の3点です。
- 三平方の定理とは、直角三角形で次の式が成り立つこと
$a^2+b^2=c^2$ - 三平方の定理の逆は上記式が成り立つ時、その三角形は直角三角形であることです。
$∠C = 90°$とも言えますね。 - 三平方の定理はいろいろな問題に活用できる。
今回は以上になります。
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