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三角関数表のサインの表におけるsin169°の求め方

本解説では、sin 169° = 0.190808…を電卓で計算する手法について共有します。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に光を当てて、値の計算の仕方を紹介していきます。

サインの表とはこのような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

数学の解説などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
この記事では、sin169°の求め方紹介です。

$$\sin 169°=0.190808…$$

目次

sin 169°を10桁確認

唐突ではありますが、sin 169°を10桁確認してみましょう!$$\sin 169° = 0.1908089953 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin169°の値を解く

三角関数表を活用せずにsin169°の値を算出する手法は大きく3つあります。

  1. 分度器を使用して169°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開に弧度法の角度を代入して求める

1の方法は、定規を使うため正確な値を計算できず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、計算過程がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を説明します。

マクローリン展開でsin169°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\sin x\)を求めることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)が分かれば\(\sin x\)の値を算出することができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 169°$$

この式を計算すると、
$弧度法=2.949606…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 169°\)を求められます。

$$\sin 169° = 0.190808…$$

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