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[数A]11の倍数の判定法、見分け方とその証明

11の倍数の判定法と証明を解説します。

問題

11の倍数はどっち?

目次

11の倍数の見分け方

ある数nの11の倍数の見分け方は、「ある数nを一の位から見て奇数番目の位の数の和と、偶数番目の位の数の和との差が\(11\)の倍数であれば、\(n\)は11の倍数である。」です。

例題をみながら実際に使ってみましょう。

11の倍数の判定法の使い方

ある数\(n\)を一の位から見て奇数番目の位の数の和と、偶数番目の位の数の和との差が\(11\)の倍数であれば、\(n\)は11の倍数である。

【例】\(693726\rightarrow(9+7+6)-(6+3+2)=11\)
\(11\)は\(11\)の倍数なので、\(693726\)も\(11\)の倍数である。

\(693726\div11=63066\)


11の倍数の判定法について証明する。

簡単のために例題を使って考える。
\(693726\)を\(n\)とする。
ここで\(a=6, b=9,c=3,d=7,e=2,f=6\)とすると、nは下記の式となる。

$n=100000a+10000b+1000c+100d+10e+f$

ここで、

\begin{eqnarray}
100000+1&=&100001=11\times9091\\
10000-1&=&9999=11\times909\\
1000+1&=&1001=11\times91\\
100-1&=&99=11\times 9\\
10+1&=&11
\end{eqnarray}

なので、\((b+d+f)-(a+c+e)\)が\(11\)の倍数であれば、\(693726\)は\(11\)の倍数である。

以上より、ある数\(n\)を一の位から見て奇数番目の位の数の和と、偶数番目の位の数の和との差が\(11\)の倍数であれば、\(n\)は11の倍数である。

11の倍数クイズ

問題

11の倍数はどっち?

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2-9の倍数の判定法(参考記事)

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