組み合わせの公式$${}_n \mathrm{ C }_k=\frac{{}_n \mathrm{ P }_k}{k!}=\frac{n!}{(n-k)!k!}$$
ここでは、組み合わせの公式について解説します。
組み合わせの公式
まずは、\({}_n \mathrm{ C }_k\)の意味からです。これはn個の中からk個を選ぶ組み合わせの数を表しています。
良く分かりませんよね。具体的な例題を見てみましょう。
例題\(a, b, c, d, e\)の中から3つのアルファベットを選ぶとき、何通りの選び方があるか答えよ。
って問題があったとします。組み合わせの公式を知らない場合は、総当たりで考えるしかありません!
\(a, b, c\\a, b, d\\a, b, e\\\dots\)
といった具合ですね。
しかし組み合わせの公式を知っていれば超簡単です。
5個(n=5)の中から3個(k=3)のアルファベットを選ぶ組み合わせの数なので、こんな式になります。
$${}_n \mathrm{ C }_k={}_5 \mathrm{ C }_3=10$$
つまり答えは10通りです。
では、何で\({}_n \mathrm{ C }_k\)=10になるのか。ここからは、\(C\)の計算方法を解説します。
組み合わせの公式の計算方法
さっきの例題で使った\({}_5 \mathrm{ C }_3\)で解説しましょう。公式に当てはめるとこんな感じになります。
組み合わせの公式$${}_n \mathrm{ C }_k=\frac{{}_n \mathrm{ P }_k}{k!}=\frac{n!}{(n-k)!k!}$$
$$\begin{eqnarray} {}_5 \mathrm{ C }_3 &=& \frac{{}_5 \mathrm{ P }_3}{3!}\\ &=& \frac{5!}{(5-3)!3!} \\ &=& \frac{5\times4\times3}{3\times2\times1}\\&=&10 \end{eqnarray}$$
意外とややこしくないですか?でも簡単に覚える方法もありますよ!まあこれでも使いこなせるわ!って方はこのまま進んでくださいね。
簡単に覚える方法
組み合わせの公式|練習問題
(1)\({}_6 \mathrm{ C }_3\)
(2)\({}_{10} \mathrm{ C }_2\)
(3)\({}_n \mathrm{ C }_2\)
(4)1から10までの自然数の中から3個を選ぶとき、
組み合わせの総数はいくつか。
\ おすすめの参考書! /
さいごに
組み合わせの公式について解説しました。教科書では無機質に書いてあることが多いこの公式ですが、理解できれば場合の数と確率ではとても心強い公式です。
以下にポイントをまとめます。
- 組み合わせの公式は組み合わせの総数を表す
- n個の中からk個を選ぶは\({}_n \mathrm{ C }_k\)
- 計算は(覚えれば)超簡単
です。
コメント