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三角関数表のサインの表におけるsin216°を簡単導出!

本解説では、sin 216° = -0.587786…を電卓で計算する処理方法について解説していきます。

三角関数表の中のサイン(sin)の表について、値の計算方法を解説していきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

数学の解説などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
この記事では、sin216°の算出方法解説です。

$$\sin 216°=-0.587786…$$

目次

10桁のsin 216°を表す

唐突ではありますが、sin 216°を10桁確認してみましょう!$$\sin 216° = -0.5877852523 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin216°の値を解く

三角関数表を活用せずにsin216°の値を解くやり方はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器用いて216°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を活用して解く

1の方法は、定規を使うため正確な値を計算できず、求まる値は近似値になります。

2の手法だと、途中の計算がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を紹介します。

マクローリン展開でsin216°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\sin x\)を求めることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)から\(\sin x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 216°$$

この式を計算すると、
$弧度法=3.769911…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 216°\)を求められます。

$$\sin 216° = -0.587786…$$

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