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三角関数表のサインの表におけるsin122°を求める方法

今回は、sin 122° = 0.848048…を電卓で計算する方法について解き明かしていきます。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に注目して、値の計算の仕方を解説していきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

数学の解説などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって算出したのでしょうか。
このページでは、sin122°の求め方解説です。

$$\sin 122°=0.848048…$$

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10桁のsin 122°を書いてみる

唐突ではありますが、sin 122°を10桁書いてみましょう!$$\sin 122° = 0.8480480961 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin122°の値を明らかにする

三角関数表を使用せずにsin122°の値を計算する方法は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器を使用して122°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を活用して解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を求められず、出てくる値は近似値になります。

2の手法だと、導出過程が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を説明します。

マクローリン展開でsin122°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\sin x\)を求めることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)を使うと\(\sin x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 122°$$

この式を計算すると、
$弧度法=2.129301…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 122°\)を求められます。

$$\sin 122° = 0.848048…$$

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