それでは、sin 301° = -0.857168…を求めるやり方について共有します。
三角関数表の中のサイン(sin)の表に注目して、値の計算の仕方を説明していきます。
サインの表とは下記ののような表のことです。
角度 | 値 | 角度 | 値 |
---|---|---|---|
sin1° | 0.017452 | sin2° | 0.034899 |
sin3° | 0.052335 | sin4° | 0.069756 |
・・・ | ・・・ | ||
sin30° | $\displaystyle \frac{1}{2}$ | sin45° | $\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$ |
sin60° | $\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$ | sin90° | 1 |
参考書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって求めたのでしょうか。
この記事では、sin301°の求め方説明です。
$$\sin 301°=-0.857168…$$
sin 301° を10桁確認
初めに、sin 301°を10桁確認してみましょう!$$\sin 301° = -0.8571673008 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。
sin301°の値を解く
三角関数表を確認せずにsin301°の値を計算する方法はとても複雑なものを除けば3つあります。
1の方法は、定規を使うため正確な値を計算できず、答えは近似値になります。
2の方法だと、計算がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。
そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を紹介します。
マクローリン展開でsin301°を求める
マクローリン展開から、下記の式で\(\sin x\)を明らかにすることができます。
$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$
簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)によって、\(\sin x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。
xには弧度法を使う
ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。
$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 301°$$
この式を計算すると、
$弧度法=5.253441…$となります。
この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 301°\)を求められます。
$$\sin 301° = -0.857168…$$
コメント