今回は四角形の内角の和の証明です。
解説する内容はこちら!
説明する内容!
- 四角形の内角の和は何度?
- 四角形の内角の和が360°である証明
- 多角形の内角の和の証明
四角形の内角の和の解説です!読むだけで多角形の内角の和まで理解できるので、ぜひ最後までお読みください!

工学博士で25年以上数学を学んできた僕が解説します!
四角形の内角の和は360°
四角形の内角の和は360°です。
これは正方形を見れば一目でわかりますね!

正方形の定義に、『すべての角が直角』という条件が含まれています。
つまり、内角の和は\(360°\)だとわかります。
$$90\times4=360$$
しかしこれでは、正方形の内角の和が\(360°\)と分かっただけですね。
四角形の内角の和が\(360°\)である証明をしていきましょう。
四角形の内角の和が360°である証明
証明の方法はいくつかありますが、ここでは三角形を使った証明方法を解説します。

図のように、四角形は対角線を1本引くことで、2つの三角形に分けることができます。
三角形の内角の和は\(180°\)ですね。
四角形は2つの三角形からできているので、四角形の内角の和は\(360°\)となります。
$$180\times2=360$$
多角形の内角の和の証明
三角形の内角の和を利用すると、多角形の内角の和も求めることができます。

五角形であれば、対角線を2本引くことで、3つの三角形に分けることができます。
これにより、五角形の内角の和は\(540°\)だとわかりますね。
$$180\times3=540$$
\(n\)角形の内角の和
では、\(n\)角形の内角の和を最後に考えてみましょう。\(n≧3\)
\(n\)角形とは、三角形、四角形、五角形・・・という具合に、\(n\)に数字を入れて、色々な図形にすることを指します。
三角形は三角形が\(1\)つでできていますね。(当たり前ですね笑)
四角形は三角形が\(2\)つでした。
五角形は三角形が\(3\)つでした。
この法則に従えば、\(n\)角形の図形は(\(n-2\))個の三角形からできていることがわかります。
つまり、\(n\)角形の内角の和は下記の式で表すことができます。
$$n角形の内角の和=180\times(n-2)$$

小学生には少し難しいから、無理して理解しなくても大丈夫だよ!
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