反比例とは、『2つの量の積が常に一定であること』です。
あっちが増えれば、こっちが減る。
そんな関係を持つのが反比例です。それでは身の回りの反比例の例を見ていきましょう!
目次
身の回りの反比例
身の回りの反比例として、3つ紹介しますね!
- 1人がもらえるリンゴの数
- 長方形の面積
- 時間と距離と速さ
1人がもらえるリンゴ
最初の例はリンゴの数です。
今ここに12個のリンゴがあるとします。
2人で分けるとしたら、1人がもらえるリンゴは12÷2=6なので6個です。
では3人で分けるとしたらどうでしょう。
12÷3=4なので、1人がもらえるリンゴの数は4つです。
人数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 6 | 12 |
リンゴの数 | 12 | 6 | 4 | 3 | 2 | 1 |
人数とリンゴの数を表にすると、こうなります。
人数が増えるともらえるリンゴの数が減っていますね。
また人数とリンゴの数の積はいつでも12なので、反比例だとわかります。
長方形の面積
次に紹介する例は長方形の面積です。
$24m^2$の長方形があったとき、たてと横の長さの積は常に24になるはずです。
つまり、たてが1mだったら横が24m。
たてが2mなら横が12mとなります。
あっちが増えれば、こっちが減ってますよね。
これも反比例です。
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時間と距離と速さ
実は速さも反比例です。
速さ = 距離 ÷ 時間
ですよね。
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つまり、速さが時速36kmだったとすると、進む距離が36kmであれば時間は1時間です。
ですが速さが時速18kmだとすると、時間は2時間になります。
速さと時間の積はいつでも一定なのです。
これも身近な反比例の例ですね!
身の回りの反比例まとめ
身の回りの反比例について紹介してきました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 身の回りに反比例はたくさんある
- リンゴの数や長方形の面積、速さが反比例の例である
- 常に積が一定であることを意識する!
反比例を習うとグラフの書き方が難しかったり、苦手になる人も多いです。
ただ、身の回りにたくさん反比例があることを知ると、突然身近になりますよね!
とにかく積(掛け算の答え)がいつでも一定とわかっていれば、苦手も得意になりますよ。