中学1年生の数学で習う「項(こう)」について解説します。
高校生向けの項の解説は下記の記事が参考になります。
項とは?
項とは、式が足し算で区切られた1つ1つのことです。例えば、$2x+3$であれば、(+)の記号で区切られている$2x$と$3$が項になります。
$2x+3$の項は$2x$と$3$、と言います。
マイナスのある項
項とは(+)で区切られた1つ1つのことであると説明しました。では、(ー)で区切られている場合はどうなるのでしょうか?
1つ確認してみましょう。
$4x-5$の項は何になるでしょう?
(+)ではなく(-)で区切られている場合は、符号を変えて(+)で区切ってあげる必要があります。
$4x-5=4x+(-5)$といった具合です。
これにより、$4x-5$の項は$4x$と$-5$であるとわかりました。
同じ文字の項の計算
項は文字が同じ項同士で計算することができます。
$3x-5+x$という式があったとします。この式の項は$3x$, $-5$, $x$の3つです。3つの項の中で文字が同じ項は$3x$と$x$ですね。
これら文字が同じ項は数字の部分を足すこと(引くこと)ができます。
計算すると下記のようになります。

上記の計算で足している3と1を「その項の係数(けいすう)」と呼びます。係数に関しては下記の記事が参考になります。
項(こう)のまとめ
今回は項(こう)について解説してきました。
式の中で(+)で区切られた1つ1つを項と呼びます。
式の中に(ー)がある場合は、符号を(+)に変えて(+)で区切られた部分を項と呼びます。例えば$-2x-5+3y$だったら、$-2x$, $-5$, $3y$の3つが項になります。
また、文字が同じ項の係数は足すことができます。
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