【集中力】大幅アップの勉強タイマー

三角関数表のコサインの表におけるcos57°の解き方

この記事では、cos 57° = 0.544639…を計算する仕方について解き明かしていきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表について、値の計算方法を紹介していきます。

コサインの表とは下記のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

参考書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
本解説では、cos57°の計算の仕方紹介です。

$$\cos 57°=0.544639…$$

目次

cos 57°を10桁調べる

唐突ではありますが、cos 57°を10桁書いてみましょう!$$\cos 57° = 0.544639035 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos57°の値を算出する

三角関数表を使わずにcos57°の値を計算する方法は3つあります。

  1. 分度器用いて57°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を活用して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を求められず、出てくる値は近似値になります。

2の方法だと、計算過程が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を説明します。

マクローリン展開でcos57°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\cos x\)を求めることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)から\(\cos x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 57°$$

この式を計算すると、
$弧度法=0.994837…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 57°\)を求められます。

$$\cos 57° = 0.544639…$$

コメント

コメントする

目次