今回のテーマは台形の面積です!
台形の面積の公式は、(上底+下底)×高さ÷2です。
台形の面積の求め方、面積の公式の上底・下底とはなにか、なぜ公式が使えるのかについて解説します。
公式が使える理由は平行四辺形と、対角線の2つの方法で解説します。
算数で習う図形の中でも少し変わった台形。図をたくさん使ってわかりやすく解説しました。よかったら最後まで読んでください!
台形の面積の求め方
台形の面積を求める公式はこちら!
台形の面積を求める公式
\((上底+下底)\times高さ\div2\)
少し変わった形の公式ですね。
公式を使って1問、問題を解いてみましょう。
台形の面積|練習問題
【問題】
上底が2cm、下底が5cm、高さが4cmの台形の面積を求めよ。
上底が\(2cm\)、下底が\(5cm\)、高さが\(4cm\)なので、公式を使うと
$$(2+5)\times4\div2=14$$
答えは\(14cm^2\)となります。
台形の面積の公式を証明 (1)
では公式を証明していきます。
まずは対角線を使った公式の証明です。
図のように台形に対角線を引くと、三角形が2つになることがわかります。
上の三角形と下の三角形の2つです。
上の三角形は底辺が\(2cm\)で高さが\(4cm\)の三角形です。
下の三角形は底辺が\(5cm\)で高さが\(4cm\)の三角形です。
これら2つの三角形の面積の合計が台形の面積ですね。
三角形の面積の公式\(底辺\times高さ\div2\)を使って計算してみましょう。
上の三角形:\(2\times4\div2=4\)
下の三角形:\(5\times4\div2=10\)
台形の面積:\(4+10=14\)
これらを計算せずに足してみます。
\begin{eqnarray} & &(2\times4\div2)+(5\times4\div2) \\
&=& (2+5)\times4\div2 \\ \end{eqnarray}
この式って\((上底+下底)\times高さ\div2\)ですよね!
もちろん答えは\(14\)で、三角形を2つ足した答えと同じです。
台形の面積の公式を証明 (2)
次に平行四辺形を使った証明をしましょう。
平行四辺形の公式は、\(面積=底辺\times高さ\)です。
参考記事\(\rightarrow\)平行四辺形の面積の求め方
台形は上下を逆さまにして合わせると平行四辺形になります。
台形の面積はこの平行四辺形の面積の半分ですね。
そしてこの平行四辺形を求めるには\(底辺\times高さ\)を計算すれば良いです。
台形を2つ合わせた平行四辺形の場合、\(底辺=上底+下底\)です。
高さは同じなので、そのまま使って最後に\(2\)で割ってあげましょう!
すると、公式になります。
$$底辺\times高さ\div2=(上底+下底)\times高さ\div2$$
\ おすすめの参考書! /
台形の定義
最後に台形の定義を紹介します。
台形の定義
向かい合う1組の辺が平行な四角形
正方形・長方形・平行四辺形・ひし形・台形の定義や面積の違いはこちらにまとめましたので、ぜひご活用ください!
参考記事
今回は以上です!
コメント
コメント一覧 (3件)
ありがとうございます。わかりやすかったです♪
参考になりました。本当にありがとうございます。
ありがとうございます