今回のテーマは『比例とグラフ』です。
解説する内容はこちら!
比例と反比例の比例の解説です。比例の式や比例定数など、つまづく学生さんが多い非常に重要な部分です。ぜひ最後まで読んでいってください!
目次
比例とは|比例の意味
比例とは、『2つの量の比が常に一定であること』です。
算数でも習うため言葉に馴染みがあるのではないでしょうか。
実は『比例』は数学で最初に習う関数です。
今後たくさん関数が出てくるので、最初に基礎を押さえておきたいですね!
比例の式と比例定数
比例を式で表すとどうなるでしょうか。
このように、\(y=◯x\)の式を比例の式と言います。数学的に書くとこうなります。
$$y=ax$$
比例は『2つの量の比が常に一定である』ことから、\(x\)が2、3、4倍と増えると、\(y\)も2、3、4倍と増えるのです。
この式において\(x,\ y\)を変数、\(a\)を定数と言います。
\(x,\ y\)は入出力、\(a\)は「関数という機械」の性質を表すからです。

そして定数\(a\)のことを比例定数と呼びます。
比例のグラフ
では、比例のグラフを書いていきましょう。
最初は\(a=2\)の\(y=2x\)のグラフを見ていきましょう。

表の\(x\)と\(y\)の座標位置に点を打って繋げるとグラフになります。
比例のグラフは図のように原点を通る直線になります。
そして、\(a>0\)(\(a\)が正の数)だとグラフは右上がりに。
\(a<0\)(\(a\)が負の数)だとグラフは右下がりになります。

こちらのグラフは\(y=-\displaystyle \frac{1}{2}x\)のグラフです。
\(a\)の絶対値が\(2\)より小さいので、傾きが小さく、負の数なので右下がりのグラフですね。
今回は以上です!
次回は反比例とは|反比例の式と比例定数・双曲線グラフです。
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