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三角関数表のコサインの表におけるcos117°を導出する

この記事では、cos 117° = -0.453991…を電卓で計算する手法について解説していきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に光を当てて、値の計算の仕方を解説していきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

参考書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって算出したのでしょうか。
本解説では、cos117°の算出方法説明です。

$$\cos 117°=-0.453991…$$

目次

cos 117° を10桁書いてみる

まずは、cos 117°を10桁確認してみましょう!$$\cos 117° = -0.4539904998 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos117°の値を計算する

三角関数表を活用せずにcos117°の値を解くやり方はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器を使用して117°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を使って計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1の方法は、定規を使うため正確な値を求められず、求まる値は近似値になります。

2の手法だと、導出が大変複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を説明します。

マクローリン展開でcos117°を求める

マクローリン展開によって、下記の式で\(\cos x\)を求めることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)を代入すると\(\cos x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 117°$$

この式を計算すると、
$弧度法=2.042035…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 117°\)を求められます。

$$\cos 117° = -0.453991…$$

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