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三角関数表のコサインの表におけるcos157°|マクローリン展開で解く

本解説では、cos 157° = -0.920505…を求める手法について明らかにしていきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に着目して、値の求め方を明らかにしていきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

教科書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
本解説では、cos157°の算出方法説明です。

$$\cos 157°=-0.920505…$$

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cos 157° を10桁書いてみる

最初に、cos 157°を10桁確認してみましょう!$$\cos 157° = -0.9205048535 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos157°の値を算出する

三角関数表を参照せずにcos157°の値を求める方法は3つあります。

  1. 分度器を使用して157°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を活用して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を求められず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、途中の計算がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を説明します。

マクローリン展開でcos157°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\cos x\)を解くことができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)を代入すると\(\cos x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かればOKですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 157°$$

この式を計算すると、
$弧度法=2.740166…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 157°\)を求められます。

$$\cos 157° = -0.920505…$$

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