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三角関数表のコサインの表におけるcos167°の計算方法

本解説では、cos 167° = -0.974371…を電卓で計算する処理方法について共有します。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に注目して、値の求め方を解説していきます。

コサインの表とは下記のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

数学の解説などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
この記事では、cos167°の算出方法解説です。

$$\cos 167°=-0.974371…$$

目次

10位までcos 167°を確認

初めに、cos 167°を10桁書いてみましょう!$$\cos 167° = -0.9743700648 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos167°の値を明らかにする

三角関数表を活用せずにcos167°の値を計算する方法は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器を使用して167°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式に値を代入して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を算出できず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、計算過程がとても複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を解説します。

マクローリン展開でcos167°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\cos x\)を計算することができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)が分かれば\(\cos x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 167°$$

この式を計算すると、
$弧度法=2.914699…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 167°\)を求められます。

$$\cos 167° = -0.974371…$$

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