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三角関数表のコサインの表におけるcos191°を解く

本解説では、cos 191° = -0.981628…を電卓で計算する方法について解説していきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に着目して、値の計算の仕方を説明していきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

教科書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
本解説では、cos191°の計算方法説明です。

$$\cos 191°=-0.981628…$$

目次

cos 191° を10桁表す

初めに、cos 191°を10桁確認してみましょう!$$\cos 191° = -0.9816271835 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos191°の値を明らかにする

三角関数表を確認せずにcos191°の値を計算する手法は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器用いて191°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を求められず、答えは近似値になります。

2の手法だと、計算が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を紹介します。

マクローリン展開でcos191°を求める

マクローリン展開によって、下記の式で\(\cos x\)を明らかにすることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)から\(\cos x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 191°$$

この式を計算すると、
$弧度法=3.333578…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 191°\)を求められます。

$$\cos 191° = -0.981628…$$

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