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三角関数表のコサインの表におけるcos213°|マクローリン展開で解く

本解説では、cos 213° = -0.838671…を求める方法について解説していきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に着目して、値の算出方法を説明していきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

数学の解説などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
このページでは、cos213°の算出方法紹介です。

$$\cos 213°=-0.838671…$$

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10桁のcos 213°を書いてみる

早速ですが、cos 213°を10桁書いてみましょう!$$\cos 213° = -0.838670568 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos213°の値を計算する

三角関数表を参照せずにcos213°の値を解く方法は3つあります。

  1. 分度器を活用して213°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を算出できず、出てくる値は近似値になります。

2のやり方だと、途中の計算が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を説明します。

マクローリン展開でcos213°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\cos x\)を計算することができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)を使うと\(\cos x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 213°$$

この式を計算すると、
$弧度法=3.717551…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 213°\)を求められます。

$$\cos 213° = -0.838671…$$

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