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三角関数表のコサインの表におけるcos220°の解き方

本解説では、cos 220° = -0.766045…を電卓で計算する方法について説明します。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表について、値の算出方法を明らかにしていきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

数学の解説などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
このページでは、cos220°の計算の仕方説明です。

$$\cos 220°=-0.766045…$$

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10桁のcos 220°を書いてみる

唐突ではありますが、cos 220°を10桁調べてみましょう!$$\cos 220° = -0.7660444432 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos220°の値を解く

三角関数表を使わずにcos220°の値を計算する方法は3つあります。

  1. 分度器を使って220°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を使って計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を計算できず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、途中の計算がとても複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を説明します。

マクローリン展開でcos220°を求める

マクローリン展開を使うと下記の式で\(\cos x\)を解くことができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)によって、\(\cos x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 220°$$

この式を計算すると、
$弧度法=3.839724…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 220°\)を求められます。

$$\cos 220° = -0.766045…$$

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