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三角関数表のコサインの表におけるcos223°を導出する

このページでは、cos 223° = -0.731354…を三角関数表を使わずに求めるやり方について解説していきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表について、値の算出方法を明らかにしていきます。

コサインの表とは下のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

数学の解説などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
今回は、cos223°の算出方法解説です。

$$\cos 223°=-0.731354…$$

目次

cos 223° を10桁書いてみる

唐突ではありますが、cos 223°を10桁確認してみましょう!$$\cos 223° = -0.7313537017 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos223°の値を計算する

三角関数表を使わずにcos223°の値を求める手法はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器を活用して223°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を活用して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を計算できず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、導出過程がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を解説します。

マクローリン展開でcos223°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\cos x\)を明らかにすることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)から\(\cos x\)の値を計算することができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 223°$$

この式を計算すると、
$弧度法=3.892084…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 223°\)を求められます。

$$\cos 223° = -0.731354…$$

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