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三角関数表のコサインの表におけるcos251°の求め方

この記事では、cos 251° = -0.325569…を三角関数表を使わずに求める手法について解説していきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に着目して、値の算出方法を明らかにしていきます。

コサインの表とは下のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

教科書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
本解説では、cos251°の計算方法紹介です。

$$\cos 251°=-0.325569…$$

目次

10桁のcos 251°を調べる

最初に、cos 251°を10桁表してみましょう!$$\cos 251° = -0.3255681545 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos251°の値を解く

三角関数表を参照せずにcos251°の値を計算する方法はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器を使って251°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を使って計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を計算できず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、計算過程が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を紹介します。

マクローリン展開でcos251°を求める

マクローリン展開を使うと下記の式で\(\cos x\)を明らかにすることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)によって、\(\cos x\)の値を算出することができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 251°$$

この式を計算すると、
$弧度法=4.380776…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 251°\)を求められます。

$$\cos 251° = -0.325569…$$

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