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三角関数表のコサインの表におけるcos252°の解き方

それでは、cos 252° = -0.309017…を計算する仕方について解説していきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に光を当てて、値の求め方を明らかにしていきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

数学の解説などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって算出したのでしょうか。
この記事では、cos252°の計算方法説明です。

$$\cos 252°=-0.309017…$$

目次

cos 252°を10桁調べる

最初に、cos 252°を10桁調べてみましょう!$$\cos 252° = -0.3090169944 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos252°の値を算出する

三角関数表を確認せずにcos252°の値を求めるやり方は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器を使用して252°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を使って計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を計算できず、出てくる値は近似値になります。

2の方法だと、導出が大変複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を説明します。

マクローリン展開でcos252°を求める

マクローリン展開を使うと下記の式で\(\cos x\)を明らかにすることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)を代入すると\(\cos x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 252°$$

この式を計算すると、
$弧度法=4.398229…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 252°\)を求められます。

$$\cos 252° = -0.309017…$$

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