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三角関数表のコサインの表におけるcos259°を簡単導出!

本解説では、cos 259° = -0.190809…を計算する手法について解き明かしていきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に着目して、値の求め方を解説していきます。

コサインの表とは下記のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

教科書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
本解説では、cos259°の求め方説明です。

$$\cos 259°=-0.190809…$$

目次

cos 259°を10桁確認

初めに、cos 259°を10桁調べてみましょう!$$\cos 259° = -0.1908089954 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos259°の値を明らかにする

三角関数表を使用せずにcos259°の値を解く方法はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器を活用して259°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式に値を代入して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を求められず、求まる値は近似値になります。

2の手法だと、途中の計算がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を紹介します。

マクローリン展開でcos259°を求める

マクローリン展開を使うと下記の式で\(\cos x\)を解くことができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)を代入すると\(\cos x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 259°$$

この式を計算すると、
$弧度法=4.520402…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 259°\)を求められます。

$$\cos 259° = -0.190809…$$

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