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三角関数表のコサインの表におけるcos265°の導出

この記事では、cos 265° = -0.087156…を算出するやり方について説明します。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に注目して、値の求める方法を明らかにしていきます。

コサインの表とはこのような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

教科書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
このページでは、cos265°の計算の仕方説明です。

$$\cos 265°=-0.087156…$$

目次

10位までcos 265°を表す

初めに、cos 265°を10桁表してみましょう!$$\cos 265° = -0.0871557428 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos265°の値を計算する

三角関数表を確認せずにcos265°の値を計算する方法は大きく3つあります。

  1. 分度器を活用して265°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を使って計算する
  3. マクローリン展開に弧度法の角度を代入して求める

1のやり方は、定規を使うため正確な値を算出できず、出てくる値は近似値になります。

2の方法だと、途中の計算が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を紹介します。

マクローリン展開でcos265°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\cos x\)を求めることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)によって、\(\cos x\)の値を算出することができるのです。
マクローリン展開を知らなくてもても、式だけ分かればOKですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 265°$$

この式を計算すると、
$弧度法=4.625122…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 265°\)を求められます。

$$\cos 265° = -0.087156…$$

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