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三角関数表のコサインの表におけるcos269°の計算方法

それでは、cos 269° = -0.017453…を求める手法について解き明かしていきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に焦点を絞って、値の算出方法を紹介していきます。

コサインの表とは下記のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

教科書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって求めたのでしょうか。
この記事では、cos269°の求める方法紹介です。

$$\cos 269°=-0.017453…$$

目次

10桁のcos 269°を書いてみる

初めに、cos 269°を10桁確認してみましょう!$$\cos 269° = -0.0174524065 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos269°の値を算出する

三角関数表を活用せずにcos269°の値を求めるやり方は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器用いて269°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を活用して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1のやり方は、定規を使うため正確な値を計算できず、答えは近似値になります。

2の手法だと、計算が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を紹介します。

マクローリン展開でcos269°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\cos x\)を解くことができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)が分かれば\(\cos x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かればOKですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 269°$$

この式を計算すると、
$弧度法=4.694935…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 269°\)を求められます。

$$\cos 269° = -0.017453…$$

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