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三角関数表のコサインの表におけるcos52°|マクローリン展開で解く

本解説では、cos 52° = 0.615661…を求める手法について説明します。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に注目して、値の求める方法を明らかにしていきます。

コサインの表とは下のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

数学の解説などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
この記事では、cos52°の求め方解説です。

$$\cos 52°=0.615661…$$

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10位までcos 52°を表す

まずは、cos 52°を10桁確認してみましょう!$$\cos 52° = 0.6156614753 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos52°の値を算出する

三角関数表を活用せずにcos52°の値を解くやり方は3つあります。

  1. 分度器用いて52°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を活用して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を算出できず、答えは近似値になります。

2の方法だと、導出が大変複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を解説します。

マクローリン展開でcos52°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\cos x\)を解くことができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)から\(\cos x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 52°$$

この式を計算すると、
$弧度法=0.907571…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 52°\)を求められます。

$$\cos 52° = 0.615661…$$

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