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三角関数表のコサインの表におけるcos59°|マクローリン展開で解く

本解説では、cos 59° = 0.515038…を算出するやり方について説明します。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に注目して、値の計算の仕方を明らかにしていきます。

コサインの表とは下記のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

参考書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
この記事では、cos59°の求め方解説です。

$$\cos 59°=0.515038…$$

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10桁のcos 59°を確認

まずは、cos 59°を10桁確認してみましょう!$$\cos 59° = 0.5150380749 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos59°の値を計算する

三角関数表を参照せずにcos59°の値を解く方法は3つあります。

  1. 分度器を使って59°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を活用して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を算出できず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、計算が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を紹介します。

マクローリン展開でcos59°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\cos x\)を解くことができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)から\(\cos x\)の値を計算することができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 59°$$

この式を計算すると、
$弧度法=1.029744…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 59°\)を求められます。

$$\cos 59° = 0.515038…$$

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