【集中力】大幅アップの勉強タイマー

三角関数表のコサインの表におけるcos96°の解き方

この記事では、cos 96° = -0.104529…を算出する方法について明らかにしていきます。

三角関数表の中のコサイン(cos)の表に焦点を絞って、値の求める方法を解説していきます。

コサインの表とは下のような表のことです。

角度角度
cos1°0.999847cos2°0.99939
cos3°0.998629cos4°0.997564
・・・・・・
cos30°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$cos45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
cos60°$\displaystyle \frac{1}{2}$cos90°0

教科書などの最後にある三角関数表(コサイン表)ですが、どうやって求めたのでしょうか。
このページでは、cos96°の求める方法解説です。

$$\cos 96°=-0.104529…$$

目次

10位までcos 96°を書いてみる

まずは、cos 96°を10桁表してみましょう!$$\cos 96° = -0.1045284633 \cdots$$となります。
コサインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

cos96°の値を明らかにする

三角関数表を使わずにcos96°の値を解く方法はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器用いて96°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式に値を代入して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1の方法は、定規を使うため正確な値を計算できず、求まる値は近似値になります。

2のやり方だと、計算が大変複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を解説します。

マクローリン展開でcos96°を求める

マクローリン展開を使うと下記の式で\(\cos x\)を明らかにすることができます。

$$\cos x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\cos x\)の\(x\)を使うと\(\cos x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かればOKですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 96°$$

この式を計算すると、
$弧度法=1.675516…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\cos 96°\)を求められます。

$$\cos 96° = -0.104529…$$

コメント

コメントする

目次