今回のテーマは『』です。
解説する内容はこちら!
反比例はグラフの形が少し特殊な関数です。「比例はできるけど、反比例が苦手」そういう声はよく聞きます。この記事は反比例がよくわかるように、順序良く構成されているので、ぜひ最後まで読んで反比例を理解していってください!
反比例とは|反比例の意味
反比例とは、『2つの量の積が常に一定であること』です。
言い換えると、\(x\)が2, 3, 4倍と増えていくと、出力は\(\displaystyle \frac{1}{2},\ \displaystyle \frac{1}{3},\ \displaystyle \frac{1}{4}\)と減少していく関数です。
つまり、\(x\)と\(y\)の積は常に一定になるってわけです。
反比例の式と比例定数
反比例の式は以下の通り。
$$y=\displaystyle \frac{a}{x}$$
です。

この時\(x\)と\(y\)は変数で、\(a\)は定数です。
そして比例と同様に、\(a\)のことを比例定数と呼びます。
\(a\)は定数で一定なので、\(y=\displaystyle \frac{a}{x}\)より、\(xy=a\)で、\(x\)と\(y\)の積は一定と言えるのです。
反比例のグラフ
反比例のグラフは双曲線と呼ばれています。
例えば、\(a=2\)のグラフを見てみましょう。

表の\(x\)と\(y\)の座標位置に点を打って繋げるとグラフになります。
図のように、1つの式で2つの曲線ができるので、双曲線と呼ばれているのです。
ポイント!
反比例では\(x=0\)には絶対になりません。\(0\)で割ってはいけない数学のルールに反するからです。
また、\(y=0\)にもなりません。\(xy=a\)とした時、\(y=0\)だと\(a=0\)となります。\(y=\displaystyle \frac{a}{x}\)で\(a=0\)は反比例のグラフではないからです。
要するに\(x=0\)にも\(y=0\)にもならないので、反比例のグラフが軸と交わることはありません!

\(a=-2\)のときを見ると、グラフの様子が変わります。

反比例では、\(a>0\)だとグラフの右上と左下に、\(a<0\)だとグラフの左上と右下に双曲線が出てきます。
覚えておきましょう。
今回は以上です!
次回は比例と反比例の利用です!
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