tan0の計算
\(tan 0=0\)の理由だけならtan(タンジェント)定義から考えればOKです。

半径\(r\)の円があったとき、原点Oと円上の点P(X, Y)を結ぶ線とx軸がなす角をαとすると、
\(\tan α=\displaystyle \frac{Y}{X}\)となる。
ここで\(\displaystyle \lim_{α\to 0} \tan α\)とすると、
\(X= r\)で、\(Y=0\)となります。
つまり、\(\tan 0=\displaystyle \frac{0}{r}=0\)となります。
sin(サイン)とcos(コサイン)から解説
もう1つ、\(\tan\theta=\displaystyle \frac{\sin \theta}{\cos \theta}\)の公式から考えてみましょう。
\(\theta=0\)のとき、\(\sin\theta=0\)で\(\cos\theta=1\)です。
これを利用すると、\(\tan\theta\)も求めることが可能です。
\(\tan\theta=\displaystyle \frac{\sin \theta}{\cos \theta}=\displaystyle \frac{0}{1}=0\)
つまり、\(\tan 0=0\)となります。
tanθ=0になる他の角度
θ=0以外に\(\tan\theta=0\)になる\(\theta\)はあるのでしょうか。
これは\(y=\tan x\)のグラフを見ればわかります。

このグラフは横軸が弧度法で書かれていますが、
\(x=0,\ x=\pi(180°),\ x=2\pi(360°)\)で\(y=0\)になっています。
このように\(y=\tan x\)のグラフは\(180°\)ごとに同じ形を繰り返すので、
\(\tan \theta=0\)になる\(\theta\)は無数に存在します。
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