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三角関数表のサインの表におけるsin260°の解き方

このページでは、sin 260° = -0.984808…を三角関数表を使わずに求める方法について説明します。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に焦点を絞って、値の計算の仕方を明らかにしていきます。

サインの表とはこのような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

参考書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって算出したのでしょうか。
今回は、sin260°の求める方法説明です。

$$\sin 260°=-0.984808…$$

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10位までsin 260°を調べる

まずは、sin 260°を10桁確認してみましょう!$$\sin 260° = -0.9848077531 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin260°の値を明らかにする

三角関数表を参照せずにsin260°の値を解くやり方は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器を使用して260°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を活用して解く

1の方法は、定規を使うため正確な値を算出できず、求まる値は近似値になります。

2の方法だと、計算がとても複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を説明します。

マクローリン展開でsin260°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\sin x\)を求めることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)によって、\(\sin x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かればOKですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 260°$$

この式を計算すると、
$弧度法=4.537856…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 260°\)を求められます。

$$\sin 260° = -0.984808…$$

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