この記事では、sin 291° = -0.933581…を電卓で計算する手法について解説していきます。
三角関数表の中のサイン(sin)の表に焦点を絞って、値の算出方法を紹介していきます。
サインの表とは下ののような表のことです。
角度 | 値 | 角度 | 値 |
---|---|---|---|
sin1° | 0.017452 | sin2° | 0.034899 |
sin3° | 0.052335 | sin4° | 0.069756 |
・・・ | ・・・ | ||
sin30° | $\displaystyle \frac{1}{2}$ | sin45° | $\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$ |
sin60° | $\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$ | sin90° | 1 |
参考書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
今回は、sin291°の計算方法紹介です。
$$\sin 291°=-0.933581…$$
10桁のsin 291°を書いてみる
初めに、sin 291°を10桁調べてみましょう!$$\sin 291° = -0.9335804265 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。
sin291°の値を求める
三角関数表を参照せずにsin291°の値を算出するやり方は比較的に簡単に求められるものが3つあります。
1の手法は、定規を使うため正確な値を算出できず、答えは近似値になります。
2の方法だと、計算がとても複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。
そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を紹介します。
マクローリン展開でsin291°を求める
マクローリン展開を使うと下記の式で\(\sin x\)を解くことができます。
$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$
簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)によって、\(\sin x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開が何かわからなくても、式だけ分かればOKですよ。
xには弧度法を使う
ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。
$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 291°$$
この式を計算すると、
$弧度法=5.078908…$となります。
この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 291°\)を求められます。
$$\sin 291° = -0.933581…$$
コメント