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三角関数表のサインの表におけるsin30°の解き方

このページでは、sin 30° = 0.499999…を求める手法について説明します。

三角関数表の中のサイン(sin)の表について、値の計算の仕方を説明していきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

数学の解説などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって求めたのでしょうか。
今回は、sin30°の計算方法解説です。

$$\sin 30°=0.499999…$$

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sin 30°を10桁表す

唐突ではありますが、sin 30°を10桁確認してみましょう!$$\sin 30° = 0.4999999999 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin30°の値を算出する

三角関数表を使用せずにsin30°の値を計算する手法は大きく3つあります。

  1. 分度器を使用して30°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式に値を代入して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1の方法は、定規を使うため正確な値を算出できず、出てくる値は近似値になります。

2の方法だと、途中の計算が非常に複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使うやり方を紹介します。

マクローリン展開でsin30°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\sin x\)を求めることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)によって、\(\sin x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開を知らなくてもても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 30°$$

この式を計算すると、
$弧度法=0.523598…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 30°\)を求められます。

$$\sin 30° = 0.499999…$$

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