【集中力】大幅アップの勉強タイマー

三角関数表のサインの表におけるsin330°の計算方法

本解説では、sin 330° = -0.500001…を求める手法について共有します。

三角関数表の中のサイン(sin)の表について、値の計算の仕方を説明していきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

参考書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって算出したのでしょうか。
このページでは、sin330°の求める方法説明です。

$$\sin 330°=-0.500001…$$

目次

10桁のsin 330°を確認

まずは、sin 330°を10桁確認してみましょう!$$\sin 330° = -0.5000000001 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin330°の値を明らかにする

三角関数表を参照せずにsin330°の値を計算するやり方は大きく3つあります。

  1. 分度器用いて330°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開を活用して解く

1の方法は、定規を使うため正確な値を計算できず、出てくる値は近似値になります。

2の手法だと、計算過程が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を説明します。

マクローリン展開でsin330°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\sin x\)を明らかにすることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)を使うと\(\sin x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 330°$$

この式を計算すると、
$弧度法=5.759586…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 330°\)を求められます。

$$\sin 330° = -0.500001…$$

コメント

コメントする

目次