【集中力】大幅アップの勉強タイマー

三角関数表のサインの表におけるsin350°を求める方法

それでは、sin 350° = -0.173649…を電卓で計算する仕方について解き明かしていきます。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に注目して、値の算出方法を説明していきます。

サインの表とは下ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

教科書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって導出したのでしょうか。
今回は、sin350°の算出方法説明です。

$$\sin 350°=-0.173649…$$

目次

10位までsin 350°を書いてみる

まずは、sin 350°を10桁確認してみましょう!$$\sin 350° = -0.1736481777 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin350°の値を計算する

三角関数表を確認せずにsin350°の値を計算する手法はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器を活用して350°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を使って計算する
  3. マクローリン展開を活用して解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を計算できず、求まる値は近似値になります。

2の方法だと、導出がとても複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を説明します。

マクローリン展開でsin350°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\sin x\)を明らかにすることができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)を代入すると\(\sin x\)の値を求めることができるのです。
マクローリン展開を知らなくてもても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 350°$$

この式を計算すると、
$弧度法=6.108652…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 350°\)を求められます。

$$\sin 350° = -0.173649…$$

コメント

コメントする

目次