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三角関数表のサインの表におけるsin351°の解き方

この記事では、sin 351° = -0.156435…を求める処理方法について明らかにしていきます。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に焦点を絞って、値の求める方法を解説していきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

教科書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
この記事では、sin351°の計算の仕方説明です。

$$\sin 351°=-0.156435…$$

目次

sin 351°を10桁書いてみる

最初に、sin 351°を10桁書いてみましょう!$$\sin 351° = -0.1564344651 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin351°の値を解く

三角関数表を確認せずにsin351°の値を解く手法は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器を活用して351°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開に値を代入して解く

1の手法は、定規を使うため正確な値を算出できず、出てくる値は近似値になります。

2の方法だと、途中の計算がとっても煩雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を解説します。

マクローリン展開でsin351°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\sin x\)を計算することができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)を使うと\(\sin x\)の値を明らかにすることができるのです。
マクローリン展開を知らなくてもても、式だけ分かればOKですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を使う必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 351°$$

この式を計算すると、
$弧度法=6.126105…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 351°\)を求められます。

$$\sin 351° = -0.156435…$$

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