【集中力】大幅アップの勉強タイマー

三角関数表のサインの表におけるsin353°の解き方

それでは、sin 353° = -0.12187…を求める仕方について解説していきます。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に焦点を絞って、値の算出方法を明らかにしていきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

教科書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって算出したのでしょうか。
本解説では、sin353°の求め方説明です。

$$\sin 353°=-0.12187…$$

目次

sin 353° を10桁調べる

まずは、sin 353°を10桁確認してみましょう!$$\sin 353° = -0.1218693435 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin353°の値を解く

三角関数表を活用せずにsin353°の値を求めるやり方は大きく3つあります。

  1. 分度器を使用して353°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式に値を代入して計算する
  3. マクローリン展開を使って解く

1の方法は、定規を使うため正確な値を求められず、求まる値は近似値になります。

2の方法だと、計算が非常に複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を説明します。

マクローリン展開でsin353°を求める

マクローリン展開によって、下記の式で\(\sin x\)を算出することができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)が分かれば\(\sin x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開を知らなくてもても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 353°$$

この式を計算すると、
$弧度法=6.161012…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 353°\)を求められます。

$$\sin 353° = -0.12187…$$

コメント

コメントする

目次