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三角関数表のサインの表におけるsin357°の解き方

本解説では、sin 357° = -0.052336…を計算する仕方について解説していきます。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に注目して、値の求める方法を紹介していきます。

サインの表とはこのような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

教科書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって計算したのでしょうか。
今回は、sin357°の求め方説明です。

$$\sin 357°=-0.052336…$$

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sin 357°を10桁書いてみる

早速ですが、sin 357°を10桁調べてみましょう!$$\sin 357° = -0.0523359563 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin357°の値を解く

三角関数表を使用せずにsin357°の値を解く方法は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器を使用して357°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式に値を代入して計算する
  3. マクローリン展開に弧度法の角度を代入して求める

1の手法は、定規を使うため正確な値を求められず、答えは近似値になります。

2の手法だと、計算が大変になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を紹介します。

マクローリン展開でsin357°を求める

マクローリン展開より、下記の式で\(\sin x\)を解くことができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)を使うと\(\sin x\)の値を算出することができるのです。
マクローリン展開を知らなくてもても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 357°$$

この式を計算すると、
$弧度法=6.230825…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 357°\)を求められます。

$$\sin 357° = -0.052336…$$

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