【集中力】大幅アップの勉強タイマー

三角関数表のサインの表におけるsin359°を解く

それでは、sin 359° = -0.017453…を電卓で計算する手法について解説していきます。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に焦点を絞って、値の計算の仕方を明らかにしていきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

教科書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって求めたのでしょうか。
本解説では、sin359°の計算の仕方紹介です。

$$\sin 359°=-0.017453…$$

目次

sin 359° を10桁書いてみる

まずは、sin 359°を10桁書いてみましょう!$$\sin 359° = -0.0174524065 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin359°の値を求める

三角関数表を使わずにsin359°の値を求める手法は比較的に簡単に求められるものが3つあります。

  1. 分度器を活用して359°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を駆使して計算する
  3. マクローリン展開に弧度法の角度を代入して求める

1の方法は、定規を使うため正確な値を計算できず、答えは近似値になります。

2のやり方だと、計算がとても複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う手法を紹介します。

マクローリン展開でsin359°を求める

マクローリン展開によって、下記の式で\(\sin x\)を計算することができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)が分かれば\(\sin x\)の値を計算することができるのです。
マクローリン展開を聞いたことがなくても、式だけ分かれば問題ないですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を代入する必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 359°$$

この式を計算すると、
$弧度法=6.265732…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 359°\)を求められます。

$$\sin 359° = -0.017453…$$

コメント

コメントする

目次