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三角関数表のサインの表におけるsin360°を求める方法

このページでは、sin 360° = -1e-06…を求める仕方について説明します。

三角関数表の中のサイン(sin)の表に注目して、値の求め方を説明していきます。

サインの表とは下記ののような表のことです。

角度角度
sin1°0.017452sin2°0.034899
sin3°0.052335sin4°0.069756
・・・・・・
sin30°$\displaystyle \frac{1}{2}$sin45°$\displaystyle \frac{1}{\sqrt{2}}$
sin60°$\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}$sin90°1

教科書などの最後にある三角関数表(サイン表)ですが、どうやって算出したのでしょうか。
本解説では、sin360°の計算方法紹介です。

$$\sin 360°=-1e-06…$$

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10位までsin 360°を書いてみる

初めに、sin 360°を10桁調べてみましょう!$$\sin 360° = -1e-10 \cdots$$となります。
サインの表に記載されたこの値を求めていきましょう。

sin360°の値を計算する

三角関数表を使わずにsin360°の値を求める手法はとても複雑なものを除けば3つあります。

  1. 分度器用いて360°を持つ直角三角形を紙で作る
  2. 半角の公式倍角の公式を活用して計算する
  3. マクローリン展開に弧度法の角度を代入して求める

1のやり方は、定規を使うため正確な値を算出できず、答えは近似値になります。

2の手法だと、導出過程が大変複雑になり、虚数まで出てくるためおすすめできません。

そこで今回は3つ目のマクローリン展開を使う方法を紹介します。

マクローリン展開でsin360°を求める

マクローリン展開から、下記の式で\(\sin x\)を解くことができます。

$$\sin x = x-\displaystyle \frac{x^3}{3!}+\displaystyle \frac{x^5}{5!}-\displaystyle \frac{x^7}{7!}\cdots\\$$

簡単に言うと、\(\sin x\)の\(x\)が分かれば\(\sin x\)の値を解くことができるのです。
マクローリン展開って何?って人だったとしても、式だけ分かれば大丈夫ですよ。

xには弧度法を使う

ただし注意点として\(x\)には弧度法を入れる必要があります。
弧度法の角度は下記の式で求めることができます。

$$弧度法=\displaystyle \frac{\pi}{180}\times 360°$$

この式を計算すると、
$弧度法=6.283185…$となります。

この値をマクローリン展開の\(x\)に代入すると、\(\sin 360°\)を求められます。

$$\sin 360° = -1e-06…$$

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